消退出血は避妊治療で起こる出血の一種

消退出血は避妊治療で起こる出血の一種

消退出血とは緊急避妊薬(アフターピル)などを服用した際に起こる出血としてよく聞かれる用語です。

消退出血が何かを知っていればアフターピルなどを服用したあとも落ち着いて対応することができます。

ここでは消退出血についてより詳細に解説していきます。

消退出血とは

消退出血とは血液中のエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が減少(消退)することにより子宮内膜が剥離(剥がれること)して子宮から出血する症状です。

生理(月経)や排卵直前に起こるほか、ピル、緊急避妊薬(アフターピル)などを服用した際にも消退出血の一種が起こります。

このため、消退出血そのものを月経と考えるのが一般的であるため、アフターピルの服用で起こる消退出血でもおおむね避妊の確認ができるということになります。

【参照】【参照】weblio辞書「ヘルスケア>女性のからだ用語」

消退出血後の生理はいつくるの?

消退出血後の生理はいつくるの?

消退出血後の生理について解説します。

アフターピルの服用によって月経周期は変化するため、通常の月経周期どおりに生理が訪れるとは限らなくなります。

通常の生理は体内の黄体ホルモンが減少し子宮内膜が自然に剥がれ落ちて出血するというメカニズムです。

アフターピルは人工的にこの現象を起こすため、早い人では服用後2日~1週間ほど、遅くても3週間で消退出血が起こります。

ちなみにこの消退出血は生理での消退出血と同じ原理のため、消退出血があれば避妊に成功したと考えても良いとされています。

その後月経周期がリセットされるため個人差はありますが通常の生理周期で生理が訪れます。

ただしアフターピルの服用による消退出血がみられない人も服用者の半数ほどいるため、生理が訪れるまで避妊が確認できないことになります。

こうした場合、通常の生理から10日ほど遅れても生理がない場合は医療機関の診断を受けることをおすすめします。

消退出血関連商品

消退出血が起こるとされるアフターピルの商品は以下のものがあるのでご紹介していきます。

ノルレボ 病院で処方される先発薬
ノルレボ

ノルレボは避妊措置の失敗や避妊措置を講じずに行われた性行為のあと、緊急的に用いる避妊薬です。

定期的に服用するピルとは違い、望まない妊娠をあくまでも緊急的に防ぐ場合に服用するため、ノルレボを含むアフターピルは最後の避妊法とも呼ばれています。

性行為後72時間以内の服用で約85%の妊娠阻止率があるとされており、以降120時間以内の服用まで一定の避妊効果が認められています。

服用者の約半数ほどに服用後一定期間での消退出血がみられます。

アイピル もっとも有名なジェネリック
アイピル

アイピルはノルレボ錠のジェネリック医薬品です。

ノルレボ錠と同じレボノルゲストレルが卵胞ホルモン(エストロゲン)に作用することで排卵、着床を抑制します。

ナイピル 一番人気!コスパナンバーワン!
ナイピル

ナイピルはノルレボ錠のジェネリック医薬品です。

アイピルと同じくレボノルゲストレルを成分としています。

ナイピルの特徴としては、開発には日本人が携わっていることで日本人向けに開発されており、パッケージや説明書も日本語である点、海外表記に不安のある人にも向いています。

エラ 5日間までOK!
エラ

エラは上記のアフターピルと同じく、避妊具の装着ミスや妊娠の合意ない性行為などによる意に反した妊娠を回避するための緊急避妊薬です。

エラの特徴としては妊娠阻止率の高さと服用までの猶予期間の長さがあります。

エラは性行為後120時間までの服用で約85%の妊娠を阻止することが可能です。

服用までの時間が短いほど阻止率が上がり、72時間以内に服用すると約97.9%妊娠を阻止することが可能とされています。

またレボノルゲストレルを成分とするアフターピルと違いウリプリスタール酢酸エステルを主成分としており、エストロゲンを含まないのも特徴です。

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