ノルレボの副作用「胸の張り、腹痛、頭痛、消退出血」について

ノルレボの副作用「胸の張り、腹痛、頭痛、消退出血」について

ノルレボは避妊措置に失敗したり、避妊措置を講じずに行った性交渉後に用いる緊急避妊薬です。

服用方法は性行為のあと72時間以内に、レボノルゲストレル成分を1.5mg1回経口で投与するとされています。

性交から服用までの時間はできるだけ早いほうがよいとされています。

72時間を過ぎてしまった場合も120時間までなら服用なしよりは避妊の効果が期待できるとされます。

ただし、ノルレボの投与によって妊娠が100%阻止されるというものではありません。

国内第III相臨床試験において、レボノルゲストレル1.5mg(ノルレボ製剤2錠)を経口投与した対象63例あるうち、妊娠例が1例で、妊娠阻止率は81%であったいう報告もあります。

【参照】KEGG MEDICUS「医療用医薬品 : ノルレボ」臨床成績

通常の経口避妊薬とは使用方法も異なり、副作用もかなり少なくなっており、服用回数も1回で避妊効果も高いため、世界中で普及し、日本では2011年5月に発売されました。

それでも副作用が心配であったり、緊急の服用で突然副作用があらわれても不安にならないように、ここではノルレボの副作用について解説していきます。

ノルレボ服用者の口コミ

しぃちゃん(36歳)
飲んで順調に生理が来ました。心配なのでできるだけ早めに飲みました(8時間くらい)。熱とか腹痛とか、聞いていた具合の悪さなんかはまったく感じなかったです。

ぴっぴ(37歳)
ピルの飲み忘れの時飲みました。私は大人なのにたまにニキビができたりして、ホルモンバランスのせいだと言われます。辺に副作用があって悪化したらと思い心配していたところ、ピルは大人ニキビにも効果があると聞いたので安心してます。

envy(40歳)
強い効果のあるお薬のわりに副作用が少ないということなので使ってみました。飲んだのはお昼過ぎです。いつも午後の仕事中に眠気がくるタイプですが、その眠気が少し強かったかな?くらいです。ほかには心配していた副作用の自覚はなし、です♪

ウィキッド(31歳)
私は兄弟が多く、赤ちゃんができやすい遺伝があるかなと考えています。にもかかわらず先日妊娠の疑いある性交渉をし、妊娠を望んでいないので飲むことにしました。副作用はほとんどなく、飲んだあと、少し胸の張りを感じたくらいです。3日くらいで消退出血らしい出血があり、それが3日くらい続きました。妊娠検査薬も使用し、避妊を確認できました。何回飲んでも体に負担がないのかまではわからないですし、避妊率も100%ではないそうですが、私個人の体験ではきちんとした作用が確認できたと思います。

ノルレボの副作用はいつから?

ノルレボの副作用はいつから?

ノルレボの副作用がいつからはじまるかという点については個人差があります。

一般的にノルレボの成分が体内で作用するには約2~3時間が必要であるとされているため、この時間を前後して副作用が発現することが多いようです。

先にご紹介した国内第III相臨床試験では総症例65例中47例(72.3%)に副作用が認められていますが、いずれも深刻な副作用ではありません。

ホルモン環境が一時的に変化することが起こる副作用であり、どの副作用も重篤な例は報告されていませんが、以下のような副作用が発現する場合があるため、ご紹介します。

ノルレボの副作用で胸の張りについて

非常に少ない例として、胸の張りが報告されています。

乳房圧痛、乳房緊満などと呼ばれますが、こうした胸の張りがすべてアフターピルの副作用であるとは限りません。

生理前にも似た症状を訴える人もいるため、この胸の張りは生理が訪れる前の兆候である場合があります。

一方、妊娠前にも胸の張りが起こる場合が多くありますが、妊娠の可否は別として、性交後すぐに妊娠性の胸の張りのような兆候が表れることはないため、この症状が出たからといって妊娠の可能性が高いということはありません。

ノルレボの副作用で腹痛について

ノルレボ服用後に腹痛を訴える人もいます。

この腹痛も一過性のもので、一定期間継続したあとは自然と収まります。

腹痛から下痢を起こすこともありますが、この下痢で成分が排出され効果が落ちるということはありません。

一方、嘔吐してしまった場合は効果が落ちてしまう可能性があります。

ノルレボ服用後2時間以内に嘔吐した場合、成分が身体に作用する前に排出されてしまう可能があるため、2時間は嘔吐しないようにします。

2時間を過ぎた場合は嘔吐しても問題ないとされています。

ノルレボの副作用で熱や頭痛について

ノルレボの副作用で熱や頭痛について

頭痛や発熱は副作用の中でも表れやすい例で、国内臨床試験の総症例65例中8例が頭痛を訴えています。

海外臨床試験でも同様に10%ほどが頭痛の副作用を発現させています。

頭痛に近い症状としてはめまいや眠気なども報告されていて、いずれも軽微な症状となっています。

ノルレボの副作用で出血について

ノルレボの副作用として最も多く報告されているのが性器の出血です。

まず1つは出血量が少量である不正出血と呼ばれる出血で、国内臨床試験の総症例65例中9例の報告があり心配はありません。
もう1つが消退出血と呼ばれる副作用です。

この消退出血はノルレボの作用によってホルモンの減少がおこり子宮内膜がはがれておこる出血です。

この作用が体内で起こっても消退出血がみられない人もいます。

また、この消退出血が確認できた場合は緊急避妊が成功したというものさしともなりますが、妊娠初期の出血とも区別をつけることが難しいため、はっきりと避妊に成功したことを確認するのは、次の生理が訪れた時となります。

ノルレボの副作用はいつまで?

こうしたノルレボの副作用はいずれも軽いものであることが多いとはいえ、いつまで続くかという不安はあります。

ノルレボの副作用が収まるとされているのは、消退出血を除けばほとんどの副作用が服用から24時間後にはほとんど収まるとされています。

ノルレボの購入はこちら

ノルレボはこちらで購入することができます。

ノルレボ 72時間以内の服用でOK
ノルレボ

フランスのHRA Pharma社が製造するアフターピルで、いわゆるノルレボ錠と呼ばれている先発薬です。

1箱1錠あたりの値段は3,320円となっています。

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